築80年以上の木造住宅に耐震シェルターを。
大地震から費用を抑えて命を守ることが可能です。
今回は阿波市のT様邸にて耐震シェルター設置工事を実施致しました。
T様邸は築80年以上の大変趣のある木造住宅ですが、耐震診断の結果、評点がよくないため、大地震に備えて弊社の耐震シェルターを設置頂けることになりました。
南側の開口部が多いため、必要な壁量が確保できていませんでした。
10帖和室の中に耐震シェルターを設置させて頂きます。
寝室としてご利用いただく予定です。
既存床を撤去し、土間コンクリートを打設します。
土間コンクリートをしっかりと打設します。
床下部分も規定通りしっかりと組み上げます。
同時に防蟻処理も実施します。
お施主様のご要望で断熱材を施工致しました。
ここから本体フレームの組み立てです。併せて壁や床の取り合い部も先行して下地等を作っておきます。
後からだと手が入らないので事前に行いますが、こういったところが弊社の経験豊富な職人さんが組み立てるメリットだと思います。
本体の柱、壁、天井が入った段階で、(公社)徳島県建築士会の検査員さんによる中間検査を受けます。
(※弊社の室内用耐震シェルターの施工については全ての工事で検査を受けますので安心です)
今回は(公社)徳島県建築士会から派遣された岸田検査員さんに確認していただきました。
使用材料や釘ピッチ、金物の留め具合や収まり等、細かくチェックしていただきます。
取り合い部なども工事の進み具合に併せて進めて行きます。
マスクをしていてわかりづらいですが、写真左手の大工さんは20代(右手の大工さんは30代)です。
弊社はこのように比較的若手の大工さんも来てもらえますが、建築業界全体では高齢化がすすみ、今では若い大工さんや職人さんが非常に少ない状況です。
弊社も将来的にはこういった問題にも少しでも取り組めたらと思っています。
クロスもお施主様に選んでいただいたものを使用します。
完成です。
奥の床は収納としてそのまま使いたいとのことで、通りやすいように少し開けて設置致しました。
カーテンで目隠しする予定です。
10帖和室に設置しましたので、かなり明るく広く感じます。
お施主様にも大変ご満足いただきました。
建具はお施主様の体調を考え両開きの吊戸に。
力を入れなくても開け閉めが出来、夏は全開にして過ごされるそうです。
シェルター外側にもクロスを施工しています。
尚、今回の耐震改修工事に関しては、阿波市の「耐震シェルター設置支援事業」を活用しており、阿波市から80万円の補助が受けられます。
「市町村が行う耐震診断のお手伝いから耐震改修リフォームまで」とくしま防災ネットにお気軽にご用命ください。
工 期:約3週間
工事概要:耐震シェルター設置工事 他