一般的には、「住宅内部に木材等で強固な箱形の空間を作り、局所的な安全空間を確保するもの」、「地震によって家屋が倒壊しても、局所的に生存空間を確保し、揺れが収まり次第避難する、また救助が来るまでとどまっていられる場所を確保できるもの」とされています。
同時に木造住宅においての「セーフティネット」としての機能を有しており、身体的に不自由な場合や、経済的な理由により本格的な耐震改修に取り組めない方、災害時に自力では避難が困難な方たちを地震被害から守るための装置です。
構造部材の規格の統一
コストダウンや強度の確保、材料キットの納期の短縮等を目的に、梁を除く構造材については105mm×105mmの材料を使用しています。
使用金物の強化
地震時の引き抜き力に耐えるため、シェルター壁体内側に施工するホールダウン金物について、開口部側は43Knを、隅柱側は25Knを使用しています。
隅柱、土台等の強化
隅柱及び土台に105mm×105mmの材料を使用することによる強度不足を補うため、土台については105mm×105mmを2本、隅柱については105mm×105mmをL型に3本、ボルトにて緊結し、必要な強度を確保しています。
天井パネルの強化
天井パネルについては鉛直荷重を考慮し、桟を増やしてパネルを強化しています。また室内側に貼付する構造用合板(12mm)については、パネルと直交方向に施工することで更なる強度を確保しています。
徳島県産材を活用
徳島県産スギ材を柱に使用しています。
施工手順の簡素化
床については剛床工法を採用(厚さ24mmの実付構造用合板を使用)し、施工時間の短縮及び手順を簡素化しています。
本体仕様表
外寸 | (W)3,365×(D)2,575×(H)2,535mm |
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内寸 | (W)3,107×(D)2,317×(H)2,211mm(ボードを除く) |
出入口 | (W)1,465×(H)1,836mm |
柱・梁・土台 | 県産材(スギ材)・ベイマツを使用 |
壁パネル | 県産スギ(枠材)、構造用合板(面材)を使用 |
床パネル | 県産スギ(枠材)、構造用合板(面材)を使用 |
金物 | Z金物(耐震適用金物)を使用 |
シェルター設置条件※詳細についてはご相談ください。
必要面積 | 柱芯で (W)3,540×(D)2,430mm 以上(新間6畳以上) |
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天井高 | 室内高さが2,350mm以上 |
その他 | シェルターと設置室の出入口が同じ位置(中央)にあること |
耐震シェルター価格表
基本セット価格 | 800,000円(税抜) |
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セット内容 |
構造材一式(隅柱・間柱・梁・大引・土台)、及び構造用合板、 HD金物、ロール釘等一式(県内全域配送費含む) |