耐力壁の補強と併せて外壁塗装工事を実施して、賃貸住宅でも「安全と安心」を
今回は徳島市のN様邸他2件にて、耐震診断のお手伝いから耐震改修工事(本格改修)までを実施させて頂きました。
築40年以上の平屋の木造賃貸住宅でしたが、家主様からご相談いただき、とりあえず徳島市が行う無料の耐震診断の手続きからはじめ、診断結果より「上部構造評点1.0以上の耐震改修プラン」と併せて「塗装工事による劣化部分の改善」をご提案させて頂きました。
間取りや改修前の上部構造評点、劣化の度合いにより改修箇所等は変わってきますが、特に今回のN様邸他2件については外部からの耐力壁補強で評点を向上することが出来ましたので、かなり費用を抑えることが出来ました。
また、今回の耐震改修工事についても第三者による計画検査、中間検査、完了検査の3回の検査も受けており、お施主様や入居者様にも安心して頂くことが出来ました。
耐震改修工事については、「住宅全体を」、「大掛かりに」、「高額な」、「工事期間が長い」、「仮住まいが必要」等のイメージがあるかも知れませんが、耐震診断の結果と補強方法によっては、今回のように費用や工期を抑えることも可能です。
尚、今回の耐震改修工事に関しては、「木造耐震改修支援事業」を活用しており、徳島市から60万円の補助が受けられます。
「市町村が行う耐震診断のお手伝いから耐震改修リフォームまで」とくしま防災ネットにお気軽にご用命ください。
工 期:約1ヶ月(3棟)
工事概要:耐震改修工事(上部構造評点0.58→1.03へ向上)、基礎クラック補修、外壁塗装工事 他
※今回の耐震改修工事(本格改修)については、上部構造評点0.7未満(倒壊する可能性が高い)の古い木造住宅について、建物の基礎や耐力壁の補強、劣化部分の改善を行うことにより、上部構造評点を1.0以上(一応倒壊しない)にする工事であり、もちろん各市町村から補助が受けられます。
※賃貸住宅の場合は本格改修・安全・安心なリフォーム支援事業のどちらを利用する場合でも、上部構造評点は1.0以上とすることが必須です。